整形外科、リハビリ、スポーツ医学、慢性疼痛、成長痛
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ごあいさつ

MESSAGE

「心身一如」「我患共成」の理念のもと、患者のみなさまと一緒に病気と闘い、整形外科といえども生活習慣によっても整形外科的疾患は起こりうることを患者様に理解していただきながら、開院以来治療に邁進して参りました。

以前までは、病気自体を治療することに医療機関は重きを置き、病気になった患者様の背景は軽視されがちでした。しかし、高齢化社会が進むにつれ、医療費のさらなる増大が国家財政を圧迫しはじめるにつれ、国の政策も病気自体を治療することよりも、病気自体にかからないような医療を目指し始め、色々な試みも始まろうとしております。予防医学に重きを置きはじめたのです。

開院して以来、特に高齢の患者様から、若いうちから規則正しい生活やしっかりとした体作りをしていれば、腰痛や膝痛などでこのクリニックに来なくてもよかったのではないかと後悔していますとのお話をよく伺います。ほとんどの患者のみなさまが、若い時から、食事の時間が遅く、睡眠時間も短く、就寝時間も遅く、また運動らしい運動もしていなかったとおっしゃいます。そのような時は、今からでも遅くはない旨をお伝えし、生活習慣にまで踏み込んで、しっかりとしたアドバイスをしながら治療をしていくと、ほとんどの患者様は痛みが改善し、痛みが出現する頻度が減少していきます。今後も患部だけを診るのではなく、体全体とのつながりを患者のみなさまにご理解していただきながら治療し、更には病気にならない体作りまで踏み込んだ医療を継続して行っていきたいと存じます。

「医学の父」と呼ばれる古代ギリシャの医学者ヒポクラテスはこう述べています。
「人生は短く、術のみちは長い。機会は逸し易く、試みは失敗すること多く、判断は難しい」

我々が行っている医療はまだまだ未完成です。今後長い年月をかけ、患者のみなさまにとって最良の医療とは何ぞやと常に己に問い続け、全職員と共に日々努力していく所存です。我々が生きている間に最良の医療は完成しないかもしれませんが、次の世代、さらにその次の世代に清泉イズムがしっかりと受け継がれ、さらなる発展をとげるように日々精進して参ります。

医療法人社団 SEISEN
理事長 脇元順一