2022-8-31
8/27(土)セミナー開催のご報告
こんにちは!
先日、勅使道シニアクラブ香寿会主催の「サロン会」が当クリニックで開催されました。近隣住民の皆さま16名・スタッフ7名の方が参加をされました。コロナ禍であり、約1年ぶりの再会!お互いからだを気遣い久しぶりの会話で安堵されていました。皆さんお元気でよかったです!
今回は、コロナに負けるな!転倒・骨折予防(生涯自身の脚で歩く・介護状態になる前に予防が大切)について、講話をさせていただきました。
厚生労働省・国民生活基礎調査概況によると、「転倒・骨折」で介護が必要になる方は全体の約13%を占めるようです(他の要因:認知症17%、脳血管疾患16%、衰弱13%など)。65歳以上の方の転倒発生場所は、住宅等居住(特に、居室・寝室)で、「つまづいて」の転倒が多いようです。
長年、慣れ親しんだ室内であれば皆さんは目をつぶっても移動できると思いますし、上がり框や段差・絨毯は、ここにあると把握していると思います。「つまづく」とは、よく考えると不思議に思いませんか?
転倒しないための体の機能は、体をささえる(力)と転倒せずに体勢を保ちつづける(バランス能力)が必要です。体力やバランス機能を向上することは必須ですが、脳からの指令を筋肉が受けて働く必要があります。筋肉が正しく働くためには、実は「感覚」が重要となります。
体の全体に張り巡らされている「感覚センサー」を良く動かして刺激することで、脳は体の「感覚」を把握することができます。脳の指令通りに筋肉が働くため、「つまづき」が解消されることへ繋がります。
転倒予防は「布団の中から」ということで、起床する前に布団の上で「感覚センサー」を整える体操を皆さんで実践しました。この体操は、動かす場所を意識して・感じることがポイントです。
備えあれば憂いなしということわざがあるように「感覚センサーが正常であれば転倒なし」に繋がると思います。ちょっとずつの継続が予防になります。皆さん一緒に転倒しない身体づくりをしていきましょう!